Casestudy
導入実績
今回はmiyoru AIを導入いただいた企画推進部のご担当者様に、その活用方法や効果、導入時の課題について、お話を伺いました。
※miyoru AIは、「KMSが提供するAIソリューション」を石垣様向けにカスタマイズしたAIソリューションになります。
株式会社 石垣(https://www.ishigaki.co.jp/)は、1958年に創業し、香川県に生産拠点を置くプラントエンジニアリング・メーカーです。
上下水道インフラ関連の「水環境分野 環境機械」、流体技術を集成した「水環境分野 ポンプ」、あらゆる分野の固液分離に対応する「産業分野 産業機械」という3つの分野で、国内トップシェアを誇る製品を提供しています。
企画推進部は、経営企画・広報・情報システム管理を担う部門として、経営戦略の実行から社内外への情報発信、IT環境の最適化まで幅広く業務を推進しています。新しいツールの導入においても、全社的な業務効率化や情報活用の観点から最適な仕組みを選定し、社内展開をリードしています。
miyoru AIの検討・導入も企画推進部のメンバーが主体となって進めました。
生産管理部門では製品仕様やメンテナンス運用に関するドキュメントが非常に多く、必要な情報を探すのに時間がかかることがありました。現場からの問い合わせ対応では、情報を見つけるために何度も文書を確認することで業務の流れに影響を与えていました。こうした状況は、チーム全体の業務効率に影響を及ぼす要因となっていました。
また、報告書作成や問い合わせ対応は、各担当者の経験や知識に依存し、標準化が進んでいないこともあり、同じ情報を異なる解釈で伝えることがある状況でした。
その結果、情報共有のスピードが遅く、チーム内でのコミュニケーションに一貫性を欠くことが課題となっていました。
例えば、ある製品のメンテナンス手順については、担当者のそれぞれの経験に基づいた対応が行われることがあり、より一貫性のあるアプローチが望ましいと考えていました。
情報共有の仕組みを改善することで、チーム全体の知識レベルを均一化し、お客様により質の高いサポートの提供が可能になると考えました。
日々のオペレーションをスムーズにするだけでなく、お客様との信頼関係をさらに深める機会にもなるとも考えています。そこで、お客様からの期待に応える体制を整えるため、miyoru AIの導入を決定しました。
私たちは3つの理由で「KMSのAIソリューション」を選びました。
まず、パッケージ化されている点が非常に大きな決め手でした。
初期セットアップ工数を他社比で約90%削減できる点が、忙しい現場にとって非常に魅力的でした。これにより、導入後すぐに業務に取り入れることができ、時間を有効に活用できると感じました。
2つめに、Teamsとの統合やSharePointとの連携があることで、既存のユーザーインターフェースやストレージをそのまま活用できる拡張性も大きな魅力でした。日常的に使用していたツールとの親和性によりスムーズな導入が実現し、学習コストを最小限に抑えることができました。
3つめは、アクセス権限設定が非常に柔軟であり、セキュリティ面での安心感があったことです。業務上利用するデータには機密情報が多く含まれているため、適切な権限管理が不可欠です。この権限管理機能により、必要な情報を必要な人だけに提供できる体制を整えることができ、安心した業務環境を実現しました。
AIは私たちのニーズに最適なソリューションであると確信し、導入を決定しました。
miyoru AIを製品仕様やメンテナンス関連のドキュメントを読み込ませることで、現場や営業からの問い合わせ対応を効率化しています。
膨大なドキュメントの中から必要な情報を瞬時に引き出すことができるため、従来のように手間をかけて情報を探す必要がなくなりました。
これにより、問い合わせに対し迅速なレスポンスが可能になり、顧客満足度の向上にもつながっています。
また、Teamsのインターフェースで利用できるため、私たちの日常業務に自然に組み込むことができています。特別なトレーニングを受けることなく、普段使いのツールとしてすぐに活用できる点が大きな利点です。
AIは私たちの業務において、効率化だけでなく、チームの一体感や楽しさをもたらしてくれる重要なツールとなっています。
miyoru AIの導入により、問い合わせ対応や資料作成のスピードが大幅に向上し、これまで時間がかかっていた業務が効率化され、チーム全体の生産性が向上しています。
また、AIキャラクターの親しみやすさがメンバーのモチベーションを高め、業務に対する積極的な姿勢が見られるようになりました。
miyoru AIを中心にチーム内でのコミュニケーションも活発になり、協力体制の強化とともに、社内への浸透が加速しました。
管理面においては、SharePointとの連携があったことで、追加のストレージ管理コストが不要になり、業務効率が向上しています。
また、KMS社の迅速なアップデートと手厚いサポートがあるため、安心して運用を進めることができています。問題が発生した際にも、すぐに対応してもらえる体制が整っているため、業務が滞ることなくスムーズに進行しています。
具体的な成果については、運用開始直後のため定量的な効果は現在測定中ですが、従来のシステムと比較して初期セットアップ工数を約90%削減できたことは、明確な成果として実感しています。miyoru AIは私たちの業務において、効率化とチームの活性化を同時に実現する素晴らしいツールとなっています。
miyoru AIを営業支援や顧客対応、ナレッジ共有への活用を拡大していく予定です。
営業チームが顧客のニーズに迅速に応えるための情報提供や、顧客からの問い合わせに迅速に対応しさらに効率化することで、顧客満足度の向上を目指します。
また、ナレッジ共有の強化により、社内の情報が一元化され、全員が必要な情報にアクセスしやすくなることで、業務のスピード感が増すと考えています。
KMS社の迅速なアップデートに期待しており、今後も最新機能を積極的に取り入れながら業務効率化を進めていきます。特に、AIの進化に伴い、より高度な分析機能や自動化機能が追加されることを楽しみにしています。
要望として、多言語対応やカスタマイズ性のさらなる強化を期待しています。
グローバルなビジネス環境において、多言語対応は不可欠です。さまざまな地域の顧客に対してもスムーズに対応できる体制を整えたいと考えています。
また、カスタマイズ性が向上することで、私たちの特定のニーズに合わせた使い方ができるようになり、より一層の業務効率化が実現できると信じています。
AIは私たちの業務において、さらなる成長と進化を遂げる重要なツールであり、今後の展望に大いに期待しています。
株式会社 石垣は、1958年に創業した水インフラと産業を支えるプラント エンジニアリング・メーカーです。主力製品は、脱水機、ろ過機、ポンプなどの大型機械で、生活の中で目に触れることはないけれど、水環境や産業の分野で広く活躍しています。